EU勢の大躍進

出典:https://www.tiltreport.com/articles/366/heres-entire-eu-lcs-teams-and-players-roster-2018

今年のWorldsを語るにおいて、EUの3チームの大躍進は避けて通れない道だろう。

EUは、確かに実力のある地域として世界から評価はされてはいたが、それはあくまで『ソコソコ強いよね』レベル。

しかし、今年のWorldsでは、ソコソコという評価のはるか上をいく結果をのこすことに。

Team Vitality

出典:https://www.dexerto.fr/league-of-legends/team-vitality-est-eliminee-worlds-2018-apres-match-cloud9-189643

今年のEUはいつもと少し違うぞ。

そう世界に思い知らせる口火を切ったチーム、それが『Team Vitality』だ。

Gen.Gとの初戦、前評判では「勝てるわけがないだろう」という評価だった。

しかしその予想を裏切り、Vitalityは劇的なバックドアで勝利するというジャイアントキリングを起こしたのだ。

最終的に、Vitalityはグループリーグで敗退となってしまったが、全試合で見ている人たちを魅了するようなプレイを繰り広げ、多くの人の記憶にTeam Vitalityという名前を刻み込んだことだろう

 

▲昨年王者のGen.Gとの初戦でこの劇的なジャイアントキリング

G2 e-sports

Worlds 2018 quarterfinals G2 KT Rolster Invictus Gaming RNG

出典:https://www.dailyesports.gg/upsets-worlds-quarterfinals-g2-ig-kt-rng/

 

プレイインステージから勝ち上がってきた『G2 e-sportsだが、グループリーグではAFs、PVB、FWという実力者揃いのグループに入ってしまった。

ここ2年間の成績で言えばEUでNo.1のチームといっても過言ではないG2だが、今回のWorldsではいまいち調子が上がらず、グループステージで敗退してしまうだろうと思われていた。

しかし、Wolrdsのメタに適合してきたのか、グループステージからG2が躍動し始める
FlashWolvesAfreeca Freecsに勝つなどのジャイアントキリングを達成し、なんとグループリーグを突破したのだ。

 

▲G2のサポートWadidのドキュメンタリー。日本語字幕で是非視聴してほしい。

周りの予想を覆しグループステージ突破したG2 esportsだが、このチームは世界をさらに驚かせることとなる

BEST8でG2 esportsが当たった相手はなんとWorlds2018優勝候補筆頭である『Royal Never Give up』であった。

ここまで頑張ったG2 e-sportsもここまでだな」そう皆が思ったに違いない。
しかし、それは間違いであった

エースプレイヤーであるミッドのPerkzを中心としてとんでもないプレイを繰り広げたG2 e-sportsがなんとRNGを上回ったのである

この偉業にフォーカスしたドキュメンタリーは、涙腺が崩壊しかねないほどの内容となっているので必見である。

Fnatic

出典: riot.jp

TOP : BWIPO / SOAZ
JG : BROXAH
MID : CAPS
ADC : REKKLES
SUP : HYLISSANG

2018年、EU地区で春夏2連覇を達成しWorlds2018の舞台にやってきた『Fnatic』。

Worldsの初代王者としても知られるFnaticだが、その後はなかなか良い成績が残すことができなかった。

しかし、今年のFnaticは一味違った

2015年のFnaticは全盛期と呼ばれるほどの強さであったが、それに勝る強さをWorlds2018で発揮することとなったのだ。

グループステージでは、NA1位のチームTeam Liquidや、LPL2位のチームInvictusGamingを抑え、首位でグループリーグを突破

特に、InvictusGamingとの首位を賭けた試合は超ハイレベルな試合となり、Fnaticの強さが遺憾なく発揮された

 

▲Fnatic VS Invicuts Gaming グループステージハイライト

Best8では、中国の強豪EDGとぶつかり、一試合目を落とすものの、その後3連勝を決めてBEST4に進出した。

そして、準決勝ではCloud9と対戦することが決まり、なんとEU vs NAが決勝を賭けた試合で実現したのである。

この世紀の一戦をフォーカスしたドキュメンタリーは必見である。

Worlds2018のメタのキーワードとして『レーン戦の強さ』というものが挙げられる。

そして、Fnaticはその点においてとても優れていたのである

TopのBwipo、MidのCaps、BOTのRekkles&Hylissang、全てのレーンにおいて実力者を配置し、JUGのBROXAHもアグレッシブかつ、鋭いガンクを次々と決め、序盤から圧倒的有利を築いていく試合展開は、Worlds2018のメタともマッチしており、Fnaticの強さの源となっていた。

その結果、準決勝でCloud9をまったく寄せ付けず、決勝の舞台へ進むという快挙を達成したのである。

 

▲Best4に勝ち進んだFnaticを特集したドキュメンタリー。日本語字幕で是非視聴してほしい。

 

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