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優勝候補No.1チームRNGとUziがBEST8でG2に敗れる

 

Royal Never Give Up (以下RNG)』とそのチームの大エースUziにとって2018年はまさしく、栄光の1年となるはずであった。

国内ではLPLを春夏共に優勝し、世界ではMSIで初優勝。

Uzi個人で見ると1vs1トーナメント優勝や、アジアオリンピック優勝という成績を収めている。

残すタイトルはWorldsのみ。

そんなRNGはグループAを1位で突破し、BEST8でプレイインステージから勝ち上がってきたG2-esportsと激突した。 誰もが思っただろう「RNG vs G2はRNGの一方的な試合になるだろう」と。

今年のWorldsでそんな予想をすることは、まったくの無意味だった。

グループリーグで去年の王者Gen.Gが最下位でWorldsを去ることを誰もが予想できなかったように、この試合も誰もが予想できない試合展開に

1試合目は危なげなくRNGが勝利し、「やっぱりRNGが3-0で準決勝に進むな」と思われた。 

しかしその後、G2の徹底的にUziを狙う作戦にRNGがうまく対応できず、気が付くと2勝2敗でRNGとG2が並ぶという状況に 

そして、準決勝進出をかけた運命の5戦目へと突入  

▲JAPANESEKOREANUG氏による日本語実況付き試合動画 

まあでも、なんだかんだで最後はRNGが勝つだろう」と心のどこかで確信していた。 

しかし、G2のエースであるPerkzのルブランが「8-0-1」というとんでもないスコアになったとき、RNGがBEST8で消えるということが、いよいよ現実味を帯びてきた。

 そこから大逆転が起きることもなく、G2の手によって、優勝候補筆頭であったRNGの敗退が決定してしまった

 ラストホープ『Cloud9』

TOP : LICORICE
JG  : BLABER/Sevenskeren
MID : JENSEN
ADC :
 SNEAKY
SUP :
 ZEYZAL 

Cloud9が初めてWorldsに出場した2013年から2017年までで、Cloud9がグループ予選で敗退したのはたった一度のみ

 他のNA地区のチームが次々と敗退していく中で、毎回決勝トーナメントまで残り続けるCloud9の雄姿を見て、いつしか人々はCloud9のことを『ラストホープと呼称するようになった。

死の組グループBをまさかの突破

▲グループB

Cloud9のWorlds2018はプレイインステージからの参戦。

 DFMとの熱戦を繰り広げつつ、グループ予選まで進んだものの、さすがに今回ばかりは予選を突破することは難しいだろうと思われた。 

何故なら、Cloud9が入ったグループBはRNGとGen.Gのいる死の組だったからである。 

予想通り、Cloud9はRNGとGen.Gに敗れグループ予選前半戦を1勝2敗という、敗退濃厚な成績で折り返した。

 しかし後半戦、Cloud9は怒涛の巻き返しを見せるのである。  

▲Cloud9 vs Gen.G ハイライト  

▲Cloud9 vs RNGハイライト  

▲Cloud9 vs Team Vitality ハイライト 

後半戦でCloud9はまさかの3連勝を決めた。 

イブレイクにてRNGに敗れるものの、Gen.GとTeam Vitalityを抑えて2位でグループ予選を突破したのである。 

世界中のLoLファンがこの事実に驚いていたが、世界的に有名なCloud9のコーチReaperdからすると、この結果は当然だったらしい

Best8で韓国の強豪AFsを撃破

▲Cloud9 vs AFs BEST4全試合ハイライト 

Cloud9以外のNA地区チームがグループリーグで敗退した中、しっかりとグループリーグを突破したCloud9。

 Worlds2018においても、『ラストホープ』となった。

 そんなCloud9がBEST8でぶつかった相手は、グループAを1位で突破した韓国の強豪『Afreeca Freecs(AFs) 

当然、Cloud9側が劣勢になるだろうと予想されたいたが、その予想は間違いであったと証明されることに。 

積極的に仕掛けていくCloud9にAFsは対応が遅れ、うまく主導権を握れない展開に。 

Cloud9の全員が躍動し、時には劣勢にたたされても、要所要所でビックプレイを決め、AFsに勝利を積み重ねていく。 

特に、3試合連続でピックしたSneakyのルシアンが大暴れし、Cloud9はAFs相手にさかの3連勝を決めたのである。

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