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王者韓国の大ブレーキ
Worlds Season3からSeason7の5年間に渡り王者として君臨してきた韓国。
韓国での開催となったWorlds2018でも当然韓国はものすごい成績を残すだろうと期待されていました。
しかし、今年のWorldsには魔物が存在していました。
韓国代表の全チームが大ブレーキを起こしたのです。
前年度王者Gen.Gが最速で敗退
Worlds2017において、あの3年連続優勝を達成した絶対王者『SKT T1』を相手に、決勝戦で3-0でストレート勝ちを収め、新王者となった『Gen.G』。
その前年度王者がWorlds2018グループ予選にて最速で敗退するという大波乱が起こりました。
グループ予選前半戦を1勝2敗で折り返したGen.Gでしたが後半ではさすがに巻き返すだろうと思っていました。
しかし蓋をあけてみると、初戦Cloud9に負け、続くVitality戦では去年の優勝メンバーで挑むも、敢え無く敗北。さらにRNGにはボコボコにされてしまいグループ
予選後半戦でまさかの3連敗。
結局、グループ予選1勝5敗で最下位という結果になり、Worlds2018グループ予選で最初に敗退が決定してしまいました。
うわっわああああ うわあああああああああ
うわあああああああああ
俺たちのcuveeがあああああああああああああぁぁあま— えびンモ/DFM Evi (@ebihuryahurya) October 14, 2018
韓国一位のチームKT RolsterもBEST8で敗退
他の韓国チームがグループ予選で苦しむ中、韓国地域を一位で突破したKT Rolsterだけは安定した実力を発揮して一位突破を決めました。
しかし、決勝トーナメント一回戦でぶつかった相手は中国の強豪『Invictus Gaming』。
優勝候補同士の戦いがBEST8で実現しました。
この戦いは今大会でも屈指の接戦となり、特に3戦目では見ている全員の記憶に残るベースレースが発生したりお互い譲らない展開となりました。
お互い2勝2敗で並んだ運命の5戦目。
この一戦では、今大会のメタが顕著に現れ、レーンから強さを発揮したInvictus GamingにKT Rolsterは敗れてしましました。
そして今年の韓国で間違いなく一番強いチームであるKT RolsterのBEST8敗退が決定してしまいました。
▲2連敗してしまい、後のないKT Rolsterが魅せた3試合目のベースレースは、今大会のハイライトの一つでしょう
最後の生き残りAfreeca Freecsも叩きのめされる
出典:LoL公式ページ
韓国地域を2位の成績で突破し、何とか決勝リーグまで駒を進めたAfreeca Freeecs。
そんなAfeeca Freecsは栄光に輝き続けてきた韓国地域の最後の生き残りとなったチームとなりました。
地元韓国での開催ということもあり、何とか一つでも上へと駒を進めたかったAfreeca Freecsですが、BEST8にてCloud9相手に大苦戦します。
開催前、世界最高のTOPレーナーと称されたKIIN選手が孤軍奮闘の活躍を見せますが、Cloud9の素早い仕掛けに後手後手となってしまいます。
結局一度もCloud9に勝てず、3連敗を喫しBEST8で敗退してしまいました。
何故韓国がBEST8までに全滅してしまったのか?
今までのWorldsでは韓国vs韓国の決勝戦というのが恒例行事であったほどに、圧倒的な実力を誇っていた韓国ですが、どうしてWorlds2018でこのような結果となってしまったのでしょうか。
その要因として世界的にも有名なCloud9のコーチを務めるReaperedは以下のように語っていました。
「今年のWorldsはレーン戦が重要で、積極的に仕掛けるメタだった。韓国は視界管理を中心としたマクロ管理で有利を築く練習をしていたが、それはメタにマッチしておらず準備不足だった」
確かに、今年のWorldsは序盤から戦闘が頻発してそこで有利を築くことができたチームが躍進した印象でした。
韓国の真骨頂である、まるで将棋やチェスのように視界管理から情報を得て的確な判断をして有利を築いていくという戦い方があまり有効ではなかったのかもしれません。