Worlds2018とは

最高の舞台を提供したStaple Center

リーグ・オブ・レジェンドWorld Championship(通称Worlds)は、世界各地のリーグからトップチームが集い、世界王者の称号と優勝トロフィー「サモナーズカップ」を懸けて戦う年に一度の国際大会です。開催地域は毎年異なり、今年は韓国国内の4都市を巡りつつ進行していきます。

引用:LoL公式サイト

 

日本代表DFMの躍進

出展:Game Watch

WorldsというLoLの王者を決める大舞台において、散々苦渋を舐めてきた日本代表。

去年のWorlds2017では日本代表として出場したRPGがまさかの4連敗

LOL界における日本代表の格付けは『最弱』であったことに間違いないでしょう。

実際、試合前の世界各国のアナリストによる勝敗予想でも日本代表はどこも『0勝4敗』と予想していました。

しかし、その予想は覆されました。

今年度、日本LOLプロリーグであるLJLで王者を奪還した『Dtonation Forcus Me』通称DFMは、日本代表としてWorlds2018という大舞台で躍動しました。

初戦で白星を挙げる

Worlds PlayIN Stage でグループCに決まったDFMは初戦でブラジルの強豪『KaBuM! e-sports』と激突。

BOTレーンを中心に、強力なレーニング力を持つKaBuM! e-sports相手にDFMは途中大きなリードを築かれてしまいました。

結局、日本代表は世界に通用しないのか……

試合を観戦していた人達がそう思ってしまうような展開の中、DFMは脅威の粘りをみせます。

KaBuM! e-sportsがなかなか試合を決めきれないうちに、少しずつ差を縮めていくDFM。

そして、途中バロンという重要なオブジェクト周辺で起きた戦いを見事なプレイで制したDFMが遂に逆転。

そして世界の予想を裏切る、貴重な一勝を手にしました

今大会BEST4のCloud9にあと一歩の所まで迫る

DFMは世界的強豪『Cloud9』相手に素晴らしい試合を繰り広げました

開幕から積極的に試合を進めたDFMはBOTにてファーストブラッドを獲得。

そのままEvi選手のアーゴットのプレッシャーや、Ceros選手のジグスによるスーパープレイなどで一時期6kゴールド差を作り出しました。


しかしCloud9も黙ってはいませんでした。
インヒビターを2つ破壊したDFMの一瞬の隙をついて集団戦をしかけます。
このとき、スーパーミニオンがCloud9陣営に届く前ということもあり、集団戦に勝利したCloud9はそのままバロンを獲得し、試合をひっくり返します


劣勢にたたされたDFMは全く諦めていませんでした。

後の集団戦にてセロス選手を倒され4VS5になった場面。

Cloud9はバロンとエルダーのどちらかを獲るかでコミニケーションエラーを起こします

その隙をDFMは見逃しませんでした

孤立したSneaky選手に対し、タムケンチの船旅を使って、瞬間的な人数差を作り出し1キルとエルダーを獲得します。

さらにはバロンも奪い、後は相手のネクサスを破壊するだけの状況まで持ち込みました。

DFMはエルダーとバロンバフを持っている状況。

圧倒的に有利でした。

しかし、最後に見せたcloud9の恐るべき作戦

licoriceのリサンドラが完全に独立して裏に回り、前衛と後衛からDFMに挟み撃ちを仕掛けます。

虚をつかれたDFMは対応が遅れてしまい、リサンドラのアルティメットスキルをモロに受けます。

その隙にJENSENのイレリアとSNEAKYのカイ=サが大ダメージをDFMに与え、集団戦に勝利し、そのまま試合を決めました。

運命のタイブレーク

世界の予想を裏切り、躍進を続けるDFMはKabuM! と2位に並び、タイブレークへ突入。

この一戦を勝つと、未だかつて日本代表が成し遂げていなかった次のステージへと進むことができます。

この運命の一戦で、DFMのエースEvi選手が暴れました

相手のトップレーナーを圧倒的なプレイングスキルでソロキルしたり、重要な集団戦にうまい位置取りから獅子奮迅の活躍を見せたりと、序盤から圧倒します。

▲悠々とエイトロックスをソロキルするEvi選手


Evi選手の活躍もあり、序盤から有利を築いたDFMはその勢いのまま驚くべき作戦を遂行しました。

バロンが沸いた瞬間、ADCであるYutapon選手をレーンに残したまま、バロンを開始したのです。

虚を突かれたKabuMはこのアクションに対しなんのカウンターもできず、DFMの有利は確固たるものとなります。

▲midにはエズリアル。これにはKABUMも虚をつかれる。

そしてその歓喜の瞬間がやってきました。

バロンを獲得したDFMは危なげなくMIDとBOTを押し込みオブジェクトを獲得していきます。

ミッドのインヒビターを奪い、BOTのインビヒターを破壊しようとした時でした。

これ以上はだめだと言わんばかりに、たまらずKABUMが仕掛けてきます。

しかしDFMは落ち着いていました。

冷静にKABUMの仕掛けをいなし、VIVID選手の氷河の裂肛が4人を打ち上げました。

これが決め手となりDFMはこの集団戦を勝利します。

そして、勝利の機を逃すことなく、一気に試合を終わらせに行きます。

まだ残っているバロンバフ、TPによりMAXHPで戻ってくるEvi選手。

もはやKABUMに残した手はありませんでした。

DFMが1キルも許さずにこのタイブレークを制しました。

LJLの実況コンビであるkatsudionさんとDay1さんのこの動画は、海外でも取り上げられてバズったりもしましたね。

その後、DFMは中国の強豪EDGに更なる世界の壁を見せつけられましたが、DFMが世界の壁を一枚破ったことは、日本のLOLシーンにおいて、大きな一歩となりました。

 

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