
概要
カードゲームとしてのMTGはもちろん知っていたが周りにやっている人はいないし、敷居が高く感じられなかなか手を出せなかった。
筆者以外にもそんな人は多くいるのではないだろうか。
そんな中MTGA(マジック・ザ・ギャザリング・アリーナ)に日本語版が実装すると聞き、早速日本語版実装のその日にすぐ遊び始めた。
そして日本語版実装から早一か月とちょっと、完全MTG未経験者だった筆者が初めてMTGに触れてみて思ったことや感じたことをまとめてみた。
fa-arrow-circle-right参考記事
「マジック:ザ・ギャザリング アリーナ」への日本語実装は2月15日。マジックの日本公式Twitterで発表
初めてのMTG
初めてMTGに触れて思ったこと
“「こんな深くて面白かったのか!!」”
流石歴史のあるカードゲーム。
そのルールはとても洗礼されていて、考えられること、その戦略性の高さに驚いた。
MTGAでは最初のチュートリアルが充実しており、未経験者の筆者でもスムーズにゲームにのめり込むことが出来た。
チュートリアルを終えると基本の5色のデッキが貰えるのも始めたてのユーザーにとってはありがたい。
チュートリアル後はそれぞれの色の特徴を覚えながら、初心者クエストを進めていった。ここでもクエストを進める中で2色デッキを計10デッキ貰える。
チュートリアル後に貰ったデッキも合わせると計15デッキも貰えるのだ。
“「こんなに貰っちゃっていいんすかっ!?」”
ここまでで最低限のカードが集まる上、意外とこのデッキでも勝てたりするので楽しい!!
(昔「Hearthstone(ハースストーン)」を始めたての時、勝てない、そしてカードが集まらないという負のループで挫折したことを思い出した。)
MTGAに関わらず新しいゲームを始めたての時、「勝てる」あるいは「楽しく遊べる」というのは当たり前だがとても大切なことだ。
ランクマッチへ向けて
“「なんだ勝てるじゃん」”
意気揚々とランクマッチへ。当然そんなに甘くはなかった。
あっけなくMTGの先輩たちにコテンパンに打ち負かされた。
その後ランクマッチに向けてカード集めを始めた。
クエストをクリアし、コインを集め、5000コイン貯まるとドラフトへ。
コインはパックを買うのに使うよりもドラフトの方が色々とお得らしい。
また5000コインは1週間ほどのんびりとプレイすれば貯まる量なのでコイン集めも苦ではない。
ドラフトは初心者の筆者でもちゃんと考えてドラフトすれば最低でも毎回2勝以上出来た。
ドラフトはその場でデッキを組むことが楽しいのはもちろん、課金アイテムのジェムが貰えるのが無課金勢にとっては嬉しいところだ。
ゲームを始めたてのユーザーがゲーム内で資産(今回の場合はカード)を貯めやすいことはとてもユーザーのモチベーションになる。
ゴールドへは簡単だった!?
3週間ほどのんびりとプレイすればランクマッチへ挑むためのカードも最低限揃った。
しかし、ワイルドカード(*)はそんなに多く集まっていなかった為、コスパが良いと噂の「青単アグロ」デッキを作ることにした。
これが面白いように勝てる!
そしてアグロデッキなので1戦の時間も短く、どんどんランクは上がっていった。
結果ブロンズ4だったランクも2日(実際のランクマッチのプレイ時間は5時間ほど)でゴールド4まで上げることが出来た。
ゴールドに上がった現在も今のところ問題なく勝てている。
ゴールド昇格まで筆者が使ったデッキは参考までに以下に掲載しておく。
コビーしてそのままMTGA内でインポート可能だ。
3 執(しゅう)着(ちゃく)的(てき)探(たん)訪(ぼう) (RIX) 35
20 島(しま) (RIX) 193
4 プテラマンダー (RNA) 47
4 選(せん)択(たく) (XLN) 65
4 霧(きり)まといの川(かわ)守(も)り (RIX) 43
3 潜(せん)水(すい) (XLN) 53
3 セイレーンの嵐(あらし)鎮(しず)め (XLN) 79
2 本(ほん)質(しつ)の把(は)捉(そく) (RNA) 37
4 マーフォークのペテン師(し) (DAR) 56
2 航(こう)路(ろ)の作(さく)成(せい) (XLN) 48
3 呪(じゅ)文(もん)貫(つらぬ)き (XLN) 81
1 大(おお)嵐(あらし)のジン (DAR) 68
3 魔(ま)術(じゅつ)師(し)の反(はん)駁(ばく) (DAR) 75
1 否(ひ)認(にん) (RIX) 44
1 神(しん)秘(ぴ)の考(こう)古(こ)学(がく)者(しゃ) (M19) 63
1 戦(いくさ)凧(だこ)の匪(ひ)賊(ぞく) (RIX) 60
1 幻(げん)惑(わく)の旋(せん)律(りつ) (XLN) 55
他デジタルTCGと比べて
他有名なデジタルTCGといえば「Hearthstone(ハースストーン)」、「シャドウバース(Shadowverse)」だろう。
それらと大きく違うのは防御側が主導である点だ。
例えばHearthstone(ハースストーン)であればミニオンで攻撃する際に相手のミニオンか相手プレイヤーかを選ぶ選択権がある。(攻撃側主体)
一方でMTGでは攻撃の際、原則(*)相手プレイヤーを攻撃するのか、攻撃しないのかという選択肢となり、攻撃を受けるプレイヤーが自身のクリーチャーを使いブロックするかどうかを選択することとなる。(防御側主体)
またブロックをした場合クリーチャーが死なない限り、そのクリーチャーに与えられたダメージはターン終了時にすべて回復する上、1体のクリーチャーに対して複数のクリーチャーでブロックすることもできる。その為、戦闘時の読み合いが「Hearthstone(ハースストーン)」、「シャドウバース(Shadowverse)」よりも難しく、単純なバフ、デバフだけでなく相手が様々な効果のカードを使用してくる可能性があるためその読み合いはより複雑となる。
もちろんHearthstone(ハースストーン)にようにターン終了時ミニオンのヘルスが回復しない仕様にもそれぞれの良さがあり、こちらの場合はその先のターンを見据えてミニオンのヘルスを管理する必要があるため何ターンも先を読むということに関してはこちらの仕様の方が難しいのかもしれない。
また「Hearthstone(ハースストーン)」、「シャドウバース(Shadowverse)」と違いマナは「土地」というカードがなければ増えることがない。
故にいつまでも「土地」来ないんだけどおぉぉぉぉお。なんて事故も度々ある。
*プレインズウォーカーという種類のカードがあり、そのカードへ攻撃することもできる。
また一部強制的に自身と相手のクリーチャーを戦闘させるカードも存在する。
まとめ
他デジタルTCG違いはまだ多くあるが一番の違いは先に触れた防御側主導のルールだろう。
また元々MTGは紙のカードゲームの為、リアルでも遊べる点が他デジタルTCGにはない良いところだろう。幼い頃、友人たちと集まって遊んだのを思い出す。
そして筆者もいよいよMTGの世界に片足を突っ込んでしまった。
(大丈夫、まだ課金はしてない、貰っただけ、貰っただけなんだから…。)
貰った!#mtg初心者 pic.twitter.com/RElZYPHSxi
— 多崎つくる | World of Ⓔ (@worldofe_create) 2019年3月19日
何はともあれこのゲームとは長く付き合っていけそうな気がするぞ!
この記事を読んでMTGが気になったあなたもMTGAなら気軽に始められる。
料金も基本無料なのでぜひ遊んでみてはいかがだろうか。
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MTG ARENA|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト