
この記事の目次
MSI2019でDFMはGropuBに。

Pool1

Pool2

Pool2

1戦目 DFM vs MEGA Esports
DFMらしさ溢れる『ソナタリック』構成
https://twitter.com/Official_LJL/status/1123939056411389952
最近のメタで注目されており、EUやNAのプレイオフでも選択されてきた『ソナタリック』構成をDFMは世界戦の初戦に選択した。
通常ソナタリック構成はトップにイレリア、ジャングルにジャーバンなどを選択し、強引にエンゲージするのが定石であったが、DFMの回答は違った。
カイト構成で回復しながら突っ込むことで、それがエンゲージにつながるという戦術をとってきたのだ。
集団戦で圧倒的強さを発揮する
DFM Cerosのジグスがトリスターナを止める!バロン獲得です!! pic.twitter.com/qcJr75YsFf
— LJL公式アカウント (@Official_LJL) May 2, 2019
弱点である序盤を無難にしのぎ切ったDFMは、ミッドゲームで積極的にオブジェクトを触ることにより、集団戦を起こしていった。
そして無敵スキルが3つあり、ソナタリックによる回復もあるこの構成が真価を発揮し集団戦に次々と勝利していく。
圧倒的な試合展開でMSI初戦を勝利で飾る
#MSI2019 Play-In Day 2 Game 5
MG [LST] vs DFM [LJL] / POSTGAME BREAKDOWN pic.twitter.com/bh7YXQfKww
— LJL公式アカウント (@Official_LJL) May 2, 2019
ミッドゲームで有利を築いたDFMは、バロンを獲得した後、そのまま相手を飲み込むかのように進軍していき、なんと30分前に試合を終わらせた。
過去MSIで日本チームは苦戦を強いられてきただけに、この圧倒的勝利はとても価値のあることである。
2戦目 DFM vs Vega Squadron
ハイマーをVEG側がピックしていく展開に
https://twitter.com/Official_LJL/status/1123970049994313733
初戦を『ソナタリック』構成で圧倒的に勝利したが、今回は1stBANフェイズで自分達から『ソナタリック』構成を嫌っていった。
そしてCeros選手は初戦に引き続きジグスをピック。エースであるEvi選手には得意チャンピオンの1つであるブラッドミアを渡していった。
Steal選手はLJLではあまり印象のなかったリーシンを選択。しかし、個人ランクなどでは積極的にピックするチャンピオンの1つだ。
それに対しVeaga側はBOTにハイマーを選択し、ヘカリムやレクサイなど現パッチで強力なチャンピオンを選択した。
Vegaの緻密な試合運びの前に敗北
DFM、耐え切れず。VEGが綺麗にスノーボールを決め、最後は0-5エースで勝負を決めました。 pic.twitter.com/3Q9s146y0X
— LJL公式アカウント (@Official_LJL) May 2, 2019
序盤あまり強くないDFMの構成をしっかり理解していたVegaは、果敢にDFM側のジャングルに侵入しSteal選手が苦しめらる展開に。
その余波はレーンにも響き、ミッドでやられ、トップタワーが破壊され、ドラゴンを奪われ……と、着実にリードを広げられた。
それでもなんとかEvi選手がキルを獲得するなど、後半に一縷の望みを託したDFMだったが、全く隙を見せないVegaの前に最後は力尽き敗北してしまった。
#MSI2019 Play-In Day 2 Game 7
VEG [LCL] vs DFM [LJL] / POSTGAME BREAKDOWN pic.twitter.com/ea2naDhZEu
— LJL公式アカウント (@Official_LJL) May 2, 2019
3戦目 DFM vs INTZ
Ceros選手のサイラスとジャーバンガリオ構成に注目
https://twitter.com/Official_LJL/status/1124905101909417984
2日のインターバルを経て、迎えた3戦目、相手は何かと因縁のあるブラジル地域代表『INTZ』。
ハイマーやタリックをBANされたDFMはジャーバンガリオ構成を選択。ジャーバンのULTにガリオのULTを重ねる凶悪なコンビネーションが武器だ。
そしてCeros選手にサイラスという、あまりCeros選手に馴染みのないチャンピオンを渡した。
素晴らしいCeros選手のアウトプレイ
難しい集団戦。4キル獲得したのはDFM!このままドラゴンも獲得します。 pic.twitter.com/LUHw4LlJE0
— LJL公式アカウント (@Official_LJL) May 5, 2019
LJLで観たことのなかったCeros選手のサイラスピックに不安視もあったが、それは杞憂に終わる。
INTZの完璧と思われたミッドガンクをタワー下で冷静に捌き切るなど、素晴らしいプレイを随所に見せ、ミッドゲームから有利を築いていったDFM。
INTZの決死のエンゲージを捌き切り勝利する
#MSI2019 Play-In Day 3 Game 1
DFM [LJL] vs ITZ [CBLOL] / GAME BREAKDOWN pic.twitter.com/YQ9YrRVGCP
— LJL公式アカウント (@Official_LJL) May 5, 2019
一度有利を築いたDFMはそこから全く油断することはなかった。
ミッドの側面から、決死のエンゲージを仕掛けたINTZだが、Evi選手が後衛にテレポートし、抑えつけた。
そしてINTZのメンバーを分断しきったところで、しっかりとキャリー陣がダメージを出し切り、集団戦に勝利。
そのまましっかりとネクサスまで折り切り、3戦目を勝利で飾った。
4戦目 DFM vs MEGA Esports
ジャーバンガリオ構成の継続
https://twitter.com/Official_LJL/status/1124934288963538944
3戦目に引き続きジャーバンガリオを選択したDFM。
そして各レーナーに得意チャンピオンを渡したドラフトとなった。
LJLファイナルで輝いたYutapon選手のフォーチュンはこれがMSI初お披露目である。
Yutapon選手のフォーチュンが暴れる
仕掛けたのはMGでしたがDFMが返して集団戦に勝ちます!そのままバロンも獲得! pic.twitter.com/a4Kk93nwTa
— LJL公式アカウント (@Official_LJL) May 5, 2019
通常、イレリアはADCにとって天敵であり、襲われないように注意するべき相手である。
しかし、天才Yutapon選手はその常識を打ち破る。
イレリアの一瞬の隙をついて襲い掛かり、慌てて反転したイレリアをそのまま倒し切ってしまう。
このプレイは後のSteal選手のインタビューでも「あれは少しわかんなかったですw」と言われるほどのプレイであった。
その後もMegaの仕掛けに対しYutapon選手は冷静にダメージを出し切り、どんどん有利を広げていく。
際どい集団戦を素晴らしい個人技と連携で勝ち切り、勝利する。
勝利の瞬間のDFM VCの様子 pic.twitter.com/Kg9jiLkcjO
— 滝沢ガレソ (@takigare) May 5, 2019
#MSI2019 Play-In Day 3 Game 3
DFM [LJL] vs MG [LST] / GAME BREAKDOWN pic.twitter.com/MHstWqNROx
— LJL公式アカウント (@Official_LJL) May 5, 2019
最後の集団戦、早々にYutapon選手を落とし切られてしまい、暗雲立ち込めたが、ここでEvi選手が爆発した。
Yutapon選手を倒し切るために、スキルを吐き切ったMEGAの間に入り込み、一人、また一人と倒し切る。
途中Ceros選手のサイラスがキンドレッドの強力なULTを盗み、絶妙なタイミングで使う素晴らしいプレイも飛び出し、この集団戦を勝利する。
そしてそのまま勝利し、MSIという舞台において過去最高記録を更新する3勝目を挙げた。
5戦目 DFM vs Vega Squadron
運命の1戦でソナタリック構成を選択
https://twitter.com/Official_LJL/status/1124973645619613698
ここまででDFMが唯一敗北したチーム『INTZ』との再戦、DFMがグループBを突破するにはここで勝利するしかない。
そんな重要な一戦で、DFMは『ソナタリック』構成を選択した。
それに対し、INTZはソナタリック構成のカウンターであるブリッツをピックし、他にもヘカリムやイレリアなど正面からソナタリック構成を破壊するチャンピオンを選択した。
序盤から苦しめられるが、DFMも必死に耐える
Eviがついに11レベルに到達!Botレーンの集団戦に勝ちます! pic.twitter.com/4JEkgfsntF
— LJL公式アカウント (@Official_LJL) May 5, 2019
序盤が弱点であるDFMの構成に対して、VEGAはその弱点をしっかり咎めた。
緻密なマップコントロールからガンクなどを決めて、序盤からリードを築いていくINTZ。
やはり他のチームとは1つレベルが違う相手だと、改めて思い知らされる。
しかし、DFMも要所要所で素晴らしいプレイを繰り広げなんとかINTZに差を広げられないように食いついていく。
Vegaの隙の無い試合展開になんとか風穴を開けようとするが、力尽きる
築いた有利をそのまま活かしきり、勝利したのはVEGとなりました。GGWP! pic.twitter.com/LZQa6zHExh
— LJL公式アカウント (@Official_LJL) May 5, 2019
ソナタリックに加え、エースであるEvi選手のケイルを有するDFMは終盤非常に強力な構成である。
なんとかレイトゲームに持ち込むべく、必死に食らいつくが、INTZはそれを許さない。
バロンやタワーを奪う動きを徹底し、築いた有利をとても上手く活かしていく。
不利とは分かっていても、当たるしかない状況まで追い詰められたDFMは、勇気をもって決死の集団戦を仕掛けるが、やはり開きすぎた金額差の前に、惜しくも敗北してしまった。
ここでINTZのグループB1位が確定し、DFMの次のステージの進出の可能性が潰えてしまった。
6戦目 DFM vs INTZ
最終戦はLJLでもお馴染みの構成に
https://twitter.com/Official_LJL/status/1124986165025574912
ここまでソナタリック構成や、ジャーバンガリオ構成など、LJLではあまり馴染みのない構成を繰り出してきたDFM。
しかし、最終戦ではLJLでよく見られた、タムケンチやノクターンといったグローバルスキルを多く有する構成に。
他にもCeros選手のノーチラス以外は、Evi選手のブラッドミアやYutapon選手のエズリアルなど、馴染みの深いチャンピオンを選択した。
まさに八つ当たり。素晴らしい試合展開で有利を築くDFM。
グローバルスキルで大集合!DFMが有利を広げます。 pic.twitter.com/NCWz9eXzEf
— LJL公式アカウント (@Official_LJL) May 5, 2019
Yutapon選手のエズリアルの個人技などで徐々に有利を築いていくDFM。
ミッドゲームに突入してからは、相手の仕掛けに対し、持ち前のグローバルスキルを活かして素早く集結し、集団戦に勝利していった。
このテンポ良く仕掛けていく試合展開はDFMの十八番であり、INTZは全く対応できず、どんどん差は広がっていった。
まさに解説のRevolさんが言っていた「八つ当たり」という言葉の通りの展開になっていく。
最終戦を白星で飾り、史上最高の4勝2敗という成績でMSIを終える。
https://twitter.com/Official_LJL/status/1124995164647247873
全く試合のテンポを落とすことなく30分を前に試合を決め切ったDFM。
見事最終戦を白星で飾り最終戦績『4勝2敗』という素晴らしい成績でMSI2019を終えた。
最終戦績
- 1位:5勝1敗
Vega Squadron
- 2位:4勝2敗
DetonatioN FocusMe
- 3位:2勝4敗
MEGA
- 4位:1勝5敗
INTZ e-Sports
DFMのMSI2019の最終戦績は『4勝2敗』となった。
今までのLJLの最高戦績は『1勝5敗』であり、大きくこの成績を更新した。
残念ながらグループリーグ突破には至らなかったが、今まで最弱と見なされてきたLJLの評価も、DFMの活躍により覆ったことであろう。
今回の悔しさをバネに是非、Worldsでリベンジを果たしてほしい。
DFMメンバーの反応
https://twitter.com/team_detonation/status/1125007452536098816
応援ありがとうございます。結果は残せませんでしたが、今までの試合に比べてチームとしての経験値は一番得られたと思います。次のシーズンは更に成長したチームを見せられると思うので期待していて下さい。
— ceros (@trollceros) May 5, 2019
GGWP
勝ち上がれなかったことは悲しいですが、まずはこの6試合、おつかれさまでした
そして、応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました
今回のMSIは4-2という結果でしたが、この負けをまた次に繋げたいと思いますみなさん、MSI本当にお疲れ様でした!
— えびンモ/DFM Evi (@ebihuryahurya) May 5, 2019
終わってしまった 応援してくれた方々ありがとうございました 次はWCS目指して頑張ります
— yutapon (@yutapongo) May 5, 2019
ggabi
— Gaeng (@Gaeng_lol) May 5, 2019
https://twitter.com/Umezaki_CEO/status/1124996135460851712