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Invictus Gaming
『Invictus Gaming』(以下iG)は、2011年8月に中国4位の大富豪の息子『Wang Sicong』によって設立されたチームだ。
ちなみにこのWang SicongのLOLランクはマスターである。
iGは設立以来、多額の金額を投資し、様々な選手を獲得してきたが、Worldsなどの世界大会に進出することはできても、中々トロフィーを勝ち取ることができないでいた。
しかし、The shy、Duke、Ning、JackyLove、Baolanという全員がエースになれるほどの実力者を揃えてからのiGは凄かった。
長らく遠ざかったいた、国内優勝を達成し、2018年にはLPLで春夏通し36勝2敗というとんでもない成績を残す。
そしてWorlds2018の舞台において、中国初の優勝を達成した。
2019年になっても、優勝メンバーを誰一人放出することなく、がっつり囲い込んだiGは、相変わらずのパフォーマンスを発揮し、LPL2019 Split Season優勝を果たす。
ちなみに、iGのLOL部門所属人数は100人近くいて、3軍以上にあがるには中国のチャレンジャー帯で上位に入る必要があるらしい。
iGのスタメンはその非常に厳しい競争を勝ち抜いた選ばれし5人なのだ。
そんなiGのメンバーについて今回はフォーカスしていく。
【中国最強チームiGまとめ】
・一軍〜三軍までチームが存在し総勢100人近いプロを保有
・中国鯖で上位0.02%に入って初めて三軍試験を受験可
・一軍の平均年収5億。三軍でも日本のトッププロより給料が多い
・水泳など数々の運動を義務付けられ厳正な身体検査も実施
・オーナーは中国一の大富豪の御曹司 pic.twitter.com/JfOiCtcJrZ— 滝沢ガレソ (@takigare) May 6, 2019
Invictus Gaming メンバー
TOP:The Shy




・現最強TOPレーナー
・MSI2019 ESPN選出 Top20選手 第1位
・19歳(1999年11月生まれ)
・アウトプレイ製造機
・韓国人選手
『The Shy』は14歳より、Team WEでストリーマーとしてその類稀の才能を見せつけていた。
そんなThe Shyは17歳になり、プロとして活動できる年齢になった瞬間にiGから引き抜ぬかれた。
iGにはSKTでWorlds優勝経験もあるDukeという偉大なTOPレーナーがおり、最初の頃は出場機会が少なかったThe Shyだったが、段々出場機会を得ていく。
そして出場した試合で素晴らしいパフォーマンスを発揮し、特にレーンでの強さは、世界で見ても頭1つ抜けた存在であり、信じられないソロキルを連発する。
そして気づけば、メインTOPレーナーはThe Shyが担当するようになり、世界的評価でもNo.1TOPレーナーとして認知されることに。
幅広いピックプールを誇るが、キャリー系のチャンピオンを選択した時のパフォーマンスは半端ではなく、何度もチームを勝利へと導いている。
また、なかなかのイケメンで、女子からの人気も高い。天はThe shyに二物を与えた。
■The shy Montage
JG:Ning




・Worlds2018 Final MVP
・MSI2019 ESPN選出 Top20選手 第9位
・とてつもない個人技を持つプレイヤー
『Ning』は非常に攻撃的なジャングラーで、たまに度が過ぎることで批判されることもあるが、それを黙らす戦闘力を持っている。
iGという、TOP、MID、BOT全てのレーンにエース級のキャリー陣を抱えるチームにおいてWorlds2018 Final MVPにも輝いたことから、その実力が図り知れるだろう。
iGは非常に積極的に戦闘を仕掛けていくが、その原動力となっているのもNingである。
代表的なチャンピオンもリーシン、ザック、カミールとハードエンゲージができるチャンピオンが勢ぞろいしている。
■Ning Montage
MID:Rookie




・MSI2019 ESPN選出 Top20選手 第2位
・Worlds ESPN選出 Top20選手 第2位
・現最強MIDレーナー
・韓国人選手
Rookieは2013年よりプロシーンで活躍しているベテランプレイヤーである。
iGにおいても、現メンバーで一番所属している期間が長い、チームのリーダー的存在だ。
そんなRookieは昔から非常に素晴らしい個人技を披露していたが、なかなか結果がついてこなかった。
「スクリム中だけはFakerのように上手いけれど、本番では実力が発揮でない、まるで『ベイビーFaker』だな」という不名誉な称号まで与えらていたこともある。
しかし、The shy、Ning、Baolan、JackyLoveというメンバーをiGに迎えてからのRookieは凄かった。
チームがLPLで圧倒的な戦績を残すと共に、メキメキとRookieも頭角を現していく。
本番でも自身に溢れるアグレッシブなプレイングを繰り広げるようになったRookieは、大物揃いのiGのエース件リーダーとしてチームを引っ張っている。
そして現在ではFakerよりも高い評価を得てNo.1MIDの座に君臨している。
ADC:JackyLove




・MSI2019 ESPN選出 Top20選手 第11位
・18歳(2000年11月18日生まれ)
・非常にアグレッシブなADC
15歳よりiGに所属する『JackyLove』はLPLにデビューできる歳になった2017シーズンよりiGのスタメンとしてプレイしている。
LPLはuziを始めとして、優秀なADCが非常に多く存在する地域として有名だが、JackyLoveはその中でも決して見劣りすることのないプレイを披露した。
しかし、あまりにもアグレッシブすぎるプレイや、たまに冷静ではないような判断を下すことから、たまにコミュニティから『iGの穴』と言われることもあった。
JackyLoveはそんなネガティブな意見を黙らせるようなプレイを2018年に披露する。
特にWorlds2018で事実上の決勝戦ともいわれたKT vs iGの試合、2勝2敗で迎えた最終戦に魅せたJackyLoveのあまりにもアグレッシブで強力なプレイは、彼のスタイルが間違いではなかったということを世界に知らしめた。
■World2018 KT vs iG Game5
5:15~ 信じられない前フラッシュからKTを壊滅させたJackyLove
SUP:Baolan




・MSI2019 ESPN選出 Top20選手 第13位
・19歳(1999年7月16日生まれ)
・iGの戦闘スタイルを担うエンゲージ担当
iGは非常に多くの戦闘を引き起こし、キルゲームに持ち込むのが特徴である。
その戦闘を起こすためのエンゲージ担当、それが『Baolan』である。
戦闘を多く引き起こすということは、勿論勝利するときもあれば負ける時もある。よってその戦闘を引き起こすBaolanは非難されることも多いがそれは間違いである。
BaolanはBOTレーンに勝利をもたらすのみならず、iGの戦略の中核を担う者として非常に重要なプレイヤーなのである。
特に、ラカンやスレッシュなどエンゲージに長けたスキルを持つチャンピオンを選択した時のBaolanは、iGを止まらない暴走機関車へと変貌させる。