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Finalmouse Ultralight 2 - CAPE TOWN
予約開始から30分で4000個売れたと話題になっているマウス『Finalmouse Ultralight 2 - CAPE TOWN』が普通に秋葉に売っていたので衝動買い。
突然の13,980円の出費は非常に痛かったが、ゲーマーのはしくれとして、このレア商品を逃すことは本能が拒否した。
週刊アスキー
Finalmouseの新マウスが30分で完売 今後は東京ゲームショウなどで販売
マウスデザイン: 左右対称型(右利き用)
有線/無線 :ワイヤード(ファントムコード)
重量:47g
ポーリングレート:500固定
DPI設定:400, 800, 1600, 3200
サイズ :全長116mm 幅54mm 高さ36mm
ボタン数:6
さっそく開封
さすがFInalmouse社、パッケージから所有欲をくすぐってくる。
夕焼けが差す砂浜が描かれたパッケージは滅茶苦茶オシャレで、一般人がこのパッケージを見てゲーミングマウスが入っているなんて夢にも思わないだろう。

四方から見る Finalmouse Ultralight 2 - CAPE TOWN






このマウス、めちゃくちゃ小さいぞ

左:CAPETOWN 右:Razer Viper
普段からゲーミングマウスを使用している人が、初めてCAPE TOWN を見たとき必ずこう思うはずだ。
「え!? なんか小っちゃくね!?」
見慣れてくると、違和感も消えてくるが、最初見たときあまりの小ささにビックリした。
同時期に発売したViperという、Razerの軽量マウス(69g)と比較しても一回りから二回り小さい。そりゃあ軽いわけだ。

その他ゲーミングマウスと比較してもCAPETOWNは一番小さい
『47g』はもはや重さを感じない
Finalmouse Ultralight 2 - CAPE TOWN で初めてゲームをプレイした感想はやはり『なんだこれ めっちゃくちゃ軽い!!』だった。
その軽さは、『軽い』というよりもはや『無い』に近い。
その軽さの利点を一番感じたのはマウスの初動だ。
『マウスを動かそう』と思った瞬間から最速でマウスを動かせるので、Fortniteや、Overwatchなど、視点操作の多いゲームではよりその利点が活きてくる様に感じた。
ただし、マウスの重さによる慣性を用いてAIMしたり、マウスの重さを利用してストッピングしたりする人にはCAPETOWNはマッチしないかもしれない。
CAPETOWNのストッピングやマウス操作は完全に腕や手首の力に依存する。
持ち方は人を選ぶ
つまみ持ち:相性◎
Finalmouse Ultralight 2 - CAPE TOWN の形状自体は、オーソドックスな左右対称で一見どんな持ち方でも行けそうな気がする。
しかし、気を付けてほしい。再三繰り返すが、CAPETOWNは非常に小さい。
手の小さい日本人にはマッチしているともいえるが、それでもかなり小さいので、CAPETOWNに合わせた持ち方を身に着けることを推奨する。
その点で、最高の持ち方は『つまみ持ちだろう』
小さいサイズとつまみ持ちは非常にマッチしていて、最高のパフォーマンスを発揮することができる。
かぶせ持ち:相性×
マウスに手を乗せ、包み込むような持ち方である「かぶせ持ち」とCPAETOWNの相性は最悪のように感じた。
どうしてもかぶせるにはサイズが小さすぎるて、薬指と小指が遊んでしまい、非常に操作し辛い。
手が大きい人は特に注意が必要だ。
つかみ持ち:INFINITYSKINの出番
マウスを左右からがっちりホールドし、手のひらもマウスのおしりと接触する持ち方が『つかみ持ち』だ。
筆者もつかみ持ちで普段ゲームをプレイするので、この持ち方でCAPETOWNを使用できることを祈りながら、CAPETOWNを掴み持ってみた。
が……駄目……!!
小さいうえにおしりも高くないCAPETOWNを掴み持つと、クリック部分から指がはみ出してしまった。
絶望に打ちひしがれた筆者だが、そこでふと脳裏をよぎったのがそう、『INFINITYSKIN』だ。
さっそくボディにINFINITYSKINを張り付けてみた。
おしりを高くして、つかみ持ちをしやすくする作戦だ。
そしてもう一度、試し持ちしてみると…
うーん、悪くない!
慣れれば全然いける範囲に感じた。
手が小さい人は INFINITYSKIN なしでもつかみ持ちが可能かもしれないが、手が大きいつかみ持ちユーザーは是非 INFINITYSKIN を試してみてほしい。
総評:ちょっと高いけどいいマウス。
Finalmouse Ultralight 2 - CAPE TOWN は確かに素晴らしいマウスだ。
47gという圧倒的軽さ。革新的なデザイン。INFINITYSKIN。
オンリーワンの要素も多数あり、当然ゲーミングマウスを欲する人の選択肢に入るマウスだろう。
だが、13,980円は少し高いような気がする。
というのもこの価格帯の製品とマウスのスペックを比較するとFinalMouse CAPETOWN はかなり劣っているように見えるからだ。
FinalMouse CAPETOWN | Razer Viper | G703h | |
価格 | 13,980円 | ¥10,808 | |
センサー | Pixart PMW3360(3,200DPI) | Razer 5G オプティカルセンサー(16,000DPI) | HERO 16Kオプティカルセンサー(16,00DPI) |
最大トラッキング速度 | 250IPS | 450IPS | 400IPS |
有線/無線 | 疑似パラコード (編組) | スピードフレックスケーブル | 無線 |
オンボードメモリ | 無し | 搭載 | 搭載 |
マウススイッチ | メカニカル マウスウイッチ | オプティカル マウススイッチ | メカニカル マウスウイッチ |
重量 | 47g | 69g | 95g |
サイズ | 全長116 幅54 高さ36mm | 全長127 幅 66 高さ 38 mm | 全長124 幅 68 高さ 43 mm |
LED | 無し | 有り | 有り |
同時期に発売したRazer ViperやHeroセンサーを搭載し生まれ変わったG703h等の、CPAETOWNよりも価格が3000円も低い商品にスペック面で圧倒されてしまっている。
勿論、CAPETOWNの強みはそこではないと理解しつつも、もう少し値段抑えられたんじゃね?と思ってしまうスペック差だ。
購入を検討している人は、このスペック及び値段の差と FinalMouse CAPETOWN の強みを良く吟味してみてほしい。
また、FInalmouse社は継続して製品生産をしないため一度壊れると入手困難ということも忘れないでほしい。
ただ、FinalMouse CAPETOWNは、非常に所有欲を満たしてくれるのもまた確かだ。